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開咬・オープンバイト

上下の前歯が閉じない~開咬・オープンバイト~

上下の前歯が閉じない~開咬・オープンバイト~

「奥歯をしっかり咬み合わせても、前歯が閉じない」
「前歯を咬み合わせても、奥歯が閉じない」
このような状態の歯並びを、「開咬(かいこう)」といいます。別名「オープンバイト」とも呼ばれており、比較的前歯が閉じないケースが多い症状です。こちらのページでは町田市の矯正歯科「まつお歯科医院」が、開咬の原因、症状、リスクなどについてくわしくご紹介します。

開咬の原因

先天的な原因 後天的な原因
  • 遺伝によるもの
    成長にともない、骨格的に顕著に現れることがある
  • 日常のクセなどによるもの
    口呼吸や指しゃぶり、前歯を舌で前方に押すクセ など

開咬のリスク

  • 前歯で食べ物を咬み切ることができない
  • 正しい発音がしにくい
  • リラックスした状態でも唇を閉じられない
  • ドライマウス(お口の中が乾いている状態)を招く
  • 自浄作用のあるだ液の量が減少して細菌が増殖しやすい環境になる
  • 虫歯や歯周病になりやすくなり、歯の寿命を縮めてしまう
  • 口臭の原因になる  など

~開咬と残存歯数は関係する?~

厚生労働省では、80歳の時点で現存する歯が20本以上残っている状態を目指す「8020運動」を推進しています。調査によると、80歳で20本以上歯が残っている人の95%以上が、前歯がきちんと咬み合っている状態であるというデータが出ています。

つまり、開咬と残存歯数には深い関係があるということ。開咬の矯正治療を受け、正しい歯並びを手に入れることは、ご自身の歯を長く使い続けることにつながるのです。

開咬の治療に適した時期

開咬の治療を開始するのにもっとも適した時期は、7歳~12歳ころの乳歯から永久歯に生え替わりの時期「混合歯列期」だといえます。この時期はお子様自身が成長している段階なので、成長を利用して正しい顎の形成を導くことができ、歯を抜かずに治療できる可能性が高まります。タイミングを逃さないためには、お早めにご相談いただき、一人ひとりの成長に合わせたベストの時期を知っておくことが大切でしょう。

また、「もう大人だから矯正治療は遅いかな……」ということは一切ありません。確かに矯正治療は、子どものときに開始することで多くのメリットを得られますですが、実際には年齢を問わず受けることが可能です。「今さら矯正治療なんて」とあきらめず、一度当院までご相談ください。

開咬Q&A

Q1. 指しゃぶりのクセは治したほうがいいのですか?

A1. 指しゃぶりのクセが長く続くと、開咬につながることがあるのは事実です。できるだけ5歳になるまでにやめさせてあげましょう。ただし、乳歯の時期に開咬の症状が見られても、永久歯に生え替わるときに自然に治るケースもあります。

歯並びやクセなどで気になることがある場合には、小さいころから医師の観察を受け、クセの除去や、生え替わりの観察などを行っていき、適切な対処をとっていくことが大切になるのです。

Q2. 開咬の治療は痛いと聞いたのですが、本当ですか?

A2. 開咬にかぎらず、矯正治療による痛みの感じ方には個人差があります。開咬だからとくに痛いということはありません。